くそったれ大家

先月の更新以降、3週間落ち着かない日々を送っている。
先月の20日過ぎに大学の試験が終了したとき、これで論文執筆に専念して静かな日々を過ごせると思った自分は本当に甘かった。
気分転換を兼ねたパリ旅行をはさんで、引越し準備、引越し完了までのオックスフォードへの通勤(片道二時間!)、と消耗させるような作業が続いて、論文が思ってように進んでいないのも精神的にはダメージではある。
が、一番痛いのは7月の引越し後に勃発した大家とのトラブルである。


6月に大家と会って、借りることについて口頭合意したときから予兆はあった。
が、家探し当時、とにかく試験勉強の時間をけずられないため、早く家を決めたかったこと(往復4時間のオックスフォードに何度も下見にいくなど考えられない)もあり、自分自身かなりあせっていた。それに加えて、療養中の妻が求める条件を満たし、かつ自分も論文執筆に集中できる環境であること、通勤に負担のかからない立地であること、、、など諸々の条件を満たさなければならず、しかも広告を見て電話をかけるそばから次々断られたこともあり、かなりテンパってしまっていた。


やっとの思いで見つけた家は、大家がベジタリアンでインドのグルを信奉しており、神経質そうな人で「怪しさは満載」であったが、一応求める条件は満たしており、大家も早く借り手を見つけたい一心で少なからず焦っているようだった。結局、ここで投げやりに決めてしまったことが今のトラブルにつながっているわけで、まあ後から考えてみると本当にありがちな失敗パターンなのだが、当事者はなかなかに気がつかないものなのだ。まあ気がついていればトラブルになることもないのだが。


トラブルの詳細はまた機会があれば、おいおい書いておこうと思うが、先週一週間は大家からの高圧的な電話に毎日悩まされていた。
トラブルのほう解決したわけではないが、このままの状況が続くのも困るので、引越すことにし、一応明日には引越しが完了する。
明日からひとまず平穏な生活が戻ると思うとかなりホッとしている。
同時にこういうトラブルに巻き込まれるとイギリスという国がまた別の角度からもみえてきたりするのだが、この国のトラブルへのバックアップ体制というのは意外に整っているのにちょっと驚いている。
この件、正直それなりのお金を失いそうだが、まあ得るものもそれなりに大きそうではある。