知的マイノリティーになっていく男子。

最近、外ネタばかりで恐縮なのだが、今日も外ネタ。
家に閉じこもってばかりいるので、勉強のこと以外、あまり書くことがない、ということもある。
で、本日のネタだが、BBCに載っていた「(英国では)大学の成績は女子のほうが男子より良い」という話。
この手の話は最近多いので、ちょっと食傷気味の方も多いかもしれないが、この記事によると話は成績だけに留まらないらしい。
2007年時点でも既に大学志願者の数自体が女子のほうが多いようで、結果的に大学に入るのも女子が多いということになる様子。
この状況は英国でエリート大学とされているRussell Groupに所属している大学でも、また、ステイタスが高いとされている法学や医学の専攻でも変わらないようだ。
唯一の例外はOxfordとCambridge、それに数学やエンジニアリングの分野だが、Oxbridgeでも男女の数は同水準。別に男が多いというわけではない。
そして肝心の成績の話だが、これも記事のタイトル通り、良い成績(具体的にはFirst + Upper Second)をとる学生は女子のほうが多い、ということになる。
思うに、英国では大学の成績はその後の就職や進学にも大きな影響を及ぼすので、結果的に社会的な上流層も稼ぎも女性のほうが多い、ということになりそう、というのが個人的な予測である。


一応元ネタはこちら
個人的には、男女どちらが頭が良いとかいう話ではなく、学校生活に対する姿勢の違いのような気がする。
偏見込みで言えば、困った時(例えば授業内容がわからないとか、生活上の悩みとか)に誰かに相談するのは圧倒的に女性に多いわけで、そういうことが色んな意味で軌道を外れないための予防になっているのだと思う。
逆に言えば、知らないうちに落第したり、学校から消えているのは、やはり、男のほうが多いだろう。
まあ、こんな分析は月並みで全く面白くないわけで、実際はもっと男尊女卑バリバリもしくは、急進的フェミニストな方の偏った分析が興味深いはず。


私見としては、これは性差だからしょうがないので、日本でも順調に機会の均等化が進めば、いずれ英国並みの状況になると思う。
そうなったとき、どんな社会になるのかちょっと見てみたいところでもあるが、実際は現状と大きくは変わらないのだろう。間違っても、少数の恵まれた男を多数の上流層の女性がシェアしあうのが普通な社会にはなったりしない(はず)。