1日仕事。

本日は地震関係で一日仕事。
といっても何もせず,座っているだけ。
危ないレベルの地震が起こったときにだけ,出番になるということで,なんとも辛かった。


そんな暇の徒然に,なんとなく考えていたことの覚え書き。
仕事柄,今回の福島原発の話は色々と気になった。
原発事故第一報からの最初の騒ぎは予想がついた。
問題はそのあと。
最初の頃は,メディアに原子力の専門家が出て,放射線の人体影響に話が及ぶと怪しげな発言をしていた(彼らは放射線生物学の専門家ではないので,仕方がないのだが)。
そのうち,放射線生物学の専門家も出てくるようになり,まともな情報が出てはくるようになった。
以下のようなも周知となったと思う。


これで,国民レベルの騒ぎは収まったのかというと,よくわからない。
原発運動が盛り上がりを見せており,今後,新たに原発を作ろう,という議論は相当に厳しく,
そもそも今ある原発でさえ廃炉にするのかどうか,,という話にもなりそうな様子である。


原発廃炉にすれば何が起こるか,少なくとも日本は経済規模を相当に縮小せざるをえなくなるとは思う(近い将来,相当なハイレベルの就職難が起こることになるだろう)。
一方で,原発事故により起こる健康被害とは何なのか,というのをはっきりさせないと,本当の意味でのメリット,デメリットの勘案はできないと思う。


で,放射線の人体影響の現時点における国際的コンセンサスのUNSCEAR 2006 reportの
チェルノブイリでは何が起こったか,,ということで,世界保健機関のチェルノブイリのリポート