東京の深度

今日は妻の付き添いをした後、大学時代の友人二人と飲んだ。
実は今回、何人かの友人に日本に帰ることを伝えたところ、都合が良い日というのが、ほとんどこの日に集中してしまったため、やむをえず、自分のほうで誰に会うかを選ばせていただいた。

会いたい人間ばかりでもあり、かなり悩んだのだが、結局会っていない期間の長さを基準にすることにし、大学時代の友人と5年ぶりの再会をした。
ちなみにもう一人の友人も大学時代からの知り合いだが、こちらは節目ごとに会って近況を確認しあっている。

5年目の友人は北海道の比較的辺境の地から今年横浜の地に移ってきたのだが、色んな意味で、都市での生活と新しい職場に戸惑っているようであった。
特に食事の味は北海道はやはりかなりレベルが高かったようで、その点、本州での生活はかなり辛いようである。
また、現在の職場での同僚先輩たちの競争意識の強さにもややゲンナリしているらしかった。


実は、競争意識、というか助け合いの精神の欠如、のようなところは同感のところがこれありで、イギリスも欧州の中ではかなり助け合いの精神みたいなものは弱いような気がするのだが、それでも日本、というか東京などに比べるとまだマシ、というような印象を受ける。
それは色んな背景があるだろうから、どちらが良い悪いというような話をするのは早計なのだろうが、やはり助け合いの精神が素直に発露されている場所のほうが住んでいて気持ちが良いのは確かだと思う。

東京での外食の平均はロンドンよりやはりレベルが高く、その点捨てがたいところはあるのだが、現在の心境的には早くロンドンに帰りたいという感じである。正直、8月末の本帰国のときが思いやられる。。

とはいえ、この二人の友人はとても素晴らしく、楽しい時間を過ごさせてもらった。

ちなみに節目ごとに会っているほうの友人は近々結婚するらしい。結婚式には出席できないけれど末永くお幸せに。